チアシードが話題？今ブームのスーパーフード、その効果は？

シードというのは英語で「植物の種」を指しますので、ヒマワリの種のようなものなのでしょうか？
チアシードは、メキシコを中心に中南米で古くから愛用されてきたシソ科の植物です。
シソ科の食材といえばバジルやローズマリー、タイムのように西洋ハーブでおなじみの植物。
ちなみに「チア」とはアステカ文明時代の言葉で「油」を意味しています。

古代の中南米では「水とチアシードだけで生き延びることができる」とまで言われたほど栄養価の高い食材として大切にされてきました。
実際に、食物繊維やカルシウム、亜鉛といった人体に必須な栄養素が非常にたくさん含まれています。
とりわけ「チア＝油」というネーミングからも気になるようにチアシードに含まれる油脂分はオメガ3脂肪酸といい、美容やダイエット、生活習慣病の改善に良いとされる油脂の一種が大量に含有されています。
オメガ3脂肪酸は脂肪を燃焼させたり、アンチエイジング効果があったりと美容やダイエットにピッタリの理想的な食品なのです。

ただし、チアシードには心配な噂もあります。
危険性や副作用のおそれを指摘する情報もあり、名前を聞いただけで購入をためらう人もいるようです。
チアシードが危険と言われている最大の理由は、アフラトキシンという発がん性のあるカビが検出されたというニュースに由来しています。

実は、輸入業者の管理が徹底されていなかったことでアフラトキシンがチアシードに発生してしまったという苦い事件がありました。
しかし、あくまで管理上の結果起こったことであり、信頼できる輸入食材店で購入すればまず心配ありません。
このほかにもアレルギーや便秘のリスクが高まると言われていますが、食品である以上、合う合わないはどうしてもありますので様子を見ながら健康補助食品として利用してみるといった姿勢であればまったく問題ないでしょう。