近年、ハリウッドセレブたちが食べていると話題になっているのが「スーパーフルーツ」です。
スーパーフルーツとは、一般的にビタミン・ミネラルなどの栄養素と強い抗酸化作用の成分が豊富に含まれている野菜や果物のことを言います。
代表的なものはビルベリー、ローズヒップ（バラの実）、ザクロなどの他にもアサイー、カムカム、アムラ、バオバブ、マキベリー、ピタヤなど日本ではあまり馴染みのなかったフルーツも注目を浴びています。
またアメリカでは、どの程度の抗酸化力が食品に含まれているのかを表す「ORAC値」あり、アンチエイジング効果を期待する私たちの目安となっています。
そして、最近注目を浴びているのが赤い「クコの実」です。
今世界中で注目されている「クコの実」のクコは、中国原産のナス科の植物で夏に薄紫色の花をつけ、秋には真っ赤な実がなります。
クコの実は昔から不老長寿の妙薬として知られており、食用や薬用に利用されています。
日本では、主に薬用として使われていましたが、現在ではアンチエイジング対策としてお酒やデザート、薬膳料理などに使われるようになってきました。
人気の秘密は、クコの実には栄養素たっぷりの約100種類が含まれており、これらの成分によって体内から強い抗酸化作用が発揮され、体に悪い活性酸素（老化を早める、免疫系に悪影響を与える等）を除去してくれるので、美・健康維持に役立つのです。
人間にとって欠かせないミネラル・ビタミン類、食物繊維、アミノ酸、鉄分、カルシウムなどの栄養素がバランスよく含まれています。
他にもベタイン（アミノ酸の一種）、ベータ・シトステロール（植物に含まれる脂質）、強力な抗酸化作用をもつルチンやタンニン（ポリフェノールの一種）、ゼアキサンチン（緑黄色野菜に多く含まれているカロテノイドの一種）なども豊富に含まれています。
主に疲労回復、滋養強壮、胃・肝機能強化、血行不良の改善、眼精疲労からの回復、老化防止、血行促進、免疫機能調整、コレステロール値の低下作用、抗炎症作用、美肌・美白効果、肥満抑制、有害な活性酸素を抑える、アンチエイジング効果などがあります。
まずは健康面では、強い抗酸化作用をもっている成分が多く含まれているので、酸化から体を守ることで免疫が高まり老化防止、疲労回復、がん予防などに役立ちます。
特に豊富に含まれているベタインは、胃・肝機能強化、肌や髪の健康を保つなどの働きがあり、ベータ・シトステロールは主にコレステロールを低下させるなどの働きをもっています。
また美容面では、抗酸化作用によりアンチエイジング効果があり、更にコラーゲンの生成に役立つビタミンCが、オレンジの約500倍も含まれています。
他にも肌に潤いを与えるアミノ酸やビタミンCの吸収率を高めるルチン、保湿成分のベタインなども含まれているため美肌・美白効果があります。
またベタイン（脂肪を蓄積することを防ぐ）とビタミンB2（脂肪を燃焼させエネルギーにかえる）の働きにより、脂肪の燃焼をサポートする働きがありダイエットにも効果的です。
ざくろが注目を浴びている理由は、女性ホルモンのひとつとして知られているエストロゲンという成分が、ざくろの果実に含まれているからです。