
東日本大震災、そして、東京電力福島第一原発事故から8年。福島では、復興・再生に向けた活動の一方で今もなお風評被害が残っています。そこでみんプロのメンバーの皆さんにも、福島の今を知り、食の安全と美味しさを知り、人に出会いその暮らしを知っていただいて、それらを多くの人に伝えて頂ければと願い、復興庁が主催する福島ツアーのご参加とツアーを組み立てる企画会議へのご参加を募り開催しました。前回は、企画会議のレポートをお届けしましたが、今回は、福島ツアー初日のレポートをお届けします。
企画会議の模様は、みんプロレポート vol.16をご覧ください。
- 開催日時
- 10月23日、24日
- 参加者
- みんプロメンバー 8名、タレントの渡辺美奈代さん・息子の矢島名月さん、Instagramで発信しているイラストレーターのモチコさん
- メディア取材
- TOKYO FM、RETRIP
<福島ツアー>福島の今を知り、食の安全と美味しさを知り、人に出会いその暮らしを知る
訪問先

イラストレーターのモチコさんの「ママが行く福島ツアー 同行取材記」より
<1日目>
- ① Jヴィレッジ(楢葉町、広野町)
- ② 請戸漁港~請戸小学校~大平山霊園(浪江町)
- ③ 浪江駅前散策(浪江町)
- ④ O CAFE (浪江町)
- ⑤ まるせい果樹園(夜の果樹園)(福島市)
- ⑥ 土湯温泉(福島市)
<2日目>
- ⑦ ふくしま農家の夢ワイン(二本松市)
- ⑧ 仁井田本家(郡山市)
- ⑨ JA福島さくら(米の全量全袋検査)(郡山市)
- ⑩ 三春の里(三春町)
福島ツアー1日目
① Jヴィレッジ(楢葉町・広野町)
東日本大震災後のJヴィレッジは、サッカー施設としての運営を一時休止し、原発事故の対応拠点となりました。展望室には、当時のサッカー場の様子がパネル展示され、仮設住宅や駐車場スペースとして提供されていた状況を、写真を通してみることができます。

現在のサッカーコートは震災前のように整備され、トレーニング施設として利用されています。
Jヴィレッジでの昼食から、福島ツアーがスタートしました。
【メンバーコメント】
- ●震災後は長らく原発事故対策拠点となっていたことは知っていましたが、当時の写真を見ると、その当時の大変さがしみじみと伝わってきました。再開した練習場は本当に美しく、まさに「復興のシンボル」。ホテルなどの施設も立派だったのでいろいろな形で多くの方が利用できると活性化につながるのではと思いました。
- ●とても広大なサッカー場が震災後はその機能を失っていたという事柄については上の展望台にあった掲示物で初めて知りました。震災の記録として、もっとアピールしても良いのではと感じました。
- ●最上階の神社の並びに合った震災後の写真が厳しさを物語っていてしっかり伝わってきました。当時働いていた方たちも辛かっただろうと思います。いまはまたスポーツのための施設に戻ったことは復興が進んでいることを意味すると思いますし、元気に練習する日本代表を見に行きたいです。
- ●広大な敷地、新しくきれいな建物。美しく広がる芝のコートの風景は、リゾート地に来たかのようです。上の階へ上がり「震災後に中継地として使われていたJヴィレッジの様子」のパネル写真を見て、再OPENにたどりつくまでの年月に想いを馳せました。地元やスポーツ界ではよく知られた存在なのだと思いますが、これからはこの施設をもっと活用し、レストランや宿泊利用の一般のお客様も増えて活気が増すことを願いました。私はネットでJヴィレッジについて調べたりもしましたが、展示写真やJヴィレッジ再開までの道のりがもっと人目に触れるとよいなと思いました。