コンフェックス株式会社はお菓子に特化した製造卸売業です。 創業の1906年からすでに一世紀の歴史をきざみ、お菓子のリーディングカンパニーを目指し、常に新しいことにチャレンジしています。社名の「コンフェックス」は菓子を意味する「コンフェクショナリー」と、優良を意味する「エクセレント」を合わせた造語です。
コンフェックスの商品開発部隊のクリート株式会社がオリジナル商品開発や開発輸入を担当しています。
「みんなのプロジェクト」では「お菓子の時間★応援プロジェクト」を運営しています。
「お菓子の時間★応援プロジェクト」
コンフェックス株式会社 営業企画部 佐竹美紗子様 |
コンフェックス株式会社 営業企画部 八賀仁美様 |
クリート株式会社 渡辺真希様 |
クリート株式会社 和田さとみ様 |
営業支援を担当。 お得意先小売業への売場・企画・商品 提案、情報発信をしています。 |
商品の販売動向の集計分析とレポーティングを担当。マーケット動向を常にウォッチしています。 | 商品開発を担当。 オリジナル自社商品やお得意先のストアブランド商品を開発しています。 |
商品の受発注を担当。 メーカー様と連携し、売れ行きに合わせた商品供給をしています。 |
─今日は“お菓子のプロ”の皆さまにお話を伺います。昨年11月から「みんなのプロジェクト」に参加されていますが、最初に、皆さんのお仕事に「みんプロ」メンバーの情報をどのように使われているかを教えてください。
佐竹 「みんプロ」で、商品を実際に食べた感想を定期的にアンケートで聞いています。POSデータ(小売店舗での販売実績)だけでは出てこない、生の声を聞けるので商品の人気度をリアルに把握できるようになりました。自社でお客さまの声を収集して活用しているのが社内外から好評をいただいています。
「おいしくない」という人の辛口な意見もとても参考になり、改めて消費者の生の声の価値を感じています。
渡辺 発売した商品が売れても、仮説の売れ方と違うことがあります。たとえば女性向けに開発した商品が実際は男性が買っていたりすることもあります。「みんプロ」アンケートを活用して検証しています。これも次の商品開発の重要な情報となります。
佐竹 コンフェックスは店舗を持たない製造卸業なので一般のお客様と直接の接点はありませんでしたが、「みんプロ」でお客様とつながることができてよかったと感じています。
─「辛口の意見が参考になる」というお話がありましたが、たとえばどんな意見がありましたか?
八賀 この春に予定している新商品についてアンケートを取りましたが、開発チームで一押しの商品の評価が悪く、びっくりしました。自分たちと消費者の思いが違うことが「みんプロ」でわかりました。
─それはどんな商品ですか?
渡辺 これから発売される商品情報なので具体的なご説明はできませんが、お菓子の素材としては人気の2つのものを使った新しい組み合わせの商品です。
「みんプロ」でこの2つの素材の組み合わせのお菓子を食べてみたいかどうか、どんなふうに感じるかなどをアンケートで質問してみたところ、「気持ち悪い」「この2種類の組み合わせはおいしくなさそう」「この2つは別々に食べたい」などの意見が多く、このままでは売れないとハッキリわかりました。
和田 開発の段階で試食するととてもおいしいので若い女性向きのおやつとして、これは売れる!と思い込んでいました。自信があっただけに、アンケート結果を見たときはショックもありましたが、確かに、言われてみるとこの2種類の組み合わせと聞いただけでは食べたくない・・・、というのは「なるほど」ですね。
─メンバーの声で商品の課題が明確になったということですね。
和田 はい、おいしくても残念ながら売れない商品はたくさんあります。
今回は発売前のアンケートでこの商品の問題がわかりましたので、味を知らない新しいお客様においしさがしっかり伝わるように現在対応を検討しています。
渡辺 商品開発のプロセスにはいつも社内で様々な意見が出て、方向性をまとめることも大変な作業になります。今回の商品についてはアンケートで集まった「生の声」が資料になりますので、社内チームで問題点の共有がスムーズにできることもメリットに感じています。やはりお客様の声は説得力があります。
和田 店頭でお客様が最初に目にするのはパッケージなので、デザインの工夫をして売り場で手に取ってもらえるようにしたいと思っています。特に若い女性にぜひ食べてもらいたい商品なので、かわいらしさの表現、パッケージは重要視しています。
─春の新商品の発売が楽しみですね。
良い商品ができることを期待しています!