トップ みんプロプラス バックナンバー(2015.5) 今さら聞けない!汗の臭いの原因と対策とは?

今さら聞けない!汗の臭いの原因と対策とは?

現代の3大臭気

現代の3大臭とは「汗の臭い、足の臭い、加齢臭」と言われています。
特に夏になると気になるのが「汗の臭い」です。
汗は、体温を調節してくれる大事な働きをもっているのですが、オフィスや電車内、近い距離での人との対話の時には、やはり脇の汗のシミや臭いは気になるものです。
特に臭いは自分でも気がつかないことが多いようで、余計に気になってしまうものです。
私も汗の臭いに敏感になった時期があり、いろんなタイプの制汗・消臭剤や臭いケアソープなどいろいろと試してみました。

そもそも汗は2種類の「汗腺」から出ているのですが、通常は、ほぼ全身にあるエクリン腺というところからから汗が出てきます。
エクリン腺から出る汗は、ほぼ無臭・無色で雑菌が繁殖しにくく、蒸発しやすい水のようなサラサラとした良い汗で、体温調節もスムーズに行ってくれます。
ただ時間が経つと汗に皮脂や垢などが混じることにより、臭いを発生させてしまう悪い汗となります。

臭いのある汗の原因と対策

乱れた食生活、緊張やストレスなどの自律神経の乱れ、睡眠不足、冷房の多用や運動不足などによる汗腺機能の低下だと言われています。
対策としては「良い汗をかく」「臭いを発生しないようにする」「制汗剤(デオドラント)商品を利用する」「服の汗じみをなくす」などの対策をとることにより、汗の臭いを軽減できます。

良い汗をかくには

日頃から汗をかくという習慣をつけることが大切です。
特に夏になるとエアコンによる冷房をかける機会が多くなり、汗をかく機会が減ってしまい汗腺機能が低下し働かなくなってしまうからです。
これは運動不足でも同様ですので、汗腺機能を正常に戻すことが大事です。
ウォーキングなどの有酸素運動を適度に行い、体の代謝を高めて汗や老廃物を排出させるようにすると、良い汗がかきやすくなります。

臭いを発生しないようにする

日常生活において、いかに雑菌の増殖を抑えるかが大切になりますので、通気性のよい衣類や抗菌・デオドラントタイプの下着を身につける、 こまめに汗を拭く、食生活を見直す、ストレスをためない、半身浴をするなどを心がけていくことが大切です。
汗を拭くときは、吸水性のあるタオルを少し濡らして軽く押し当てるようにすると一層効果が高いので、 私の場合は、市販で売っていた持ち歩き用の手ふきタオル(レモンの香り付)を代用しました。
使い勝手もよく何度も洗えて経済的で、レモンの香りが嫌な臭いを軽減してくれるので便利です。

制汗剤(デオドラント)商品を利用する

制汗剤(デオドラント)の主な種類としては「汗腺をふさいで汗の量を抑える」、「雑菌が繁殖しないようにする」があります。
私がよく利用しているものは、拭き取りタイプのパウダータイプ(香りつき)です。
拭いた瞬間にサラとして気持ち良く、肌にパウダーが白く残らず、服にもべたつくこともなく、香りも心地よいので汗の臭いを気にせず過ごせます。

服の汗じみをなくす

服の汗じみが気になる人は、汗取りパッドや汗染み防止スプレーを利用することで、衣類への汗の付着が軽減されます。

私自身の経験から、汗の臭いを気にするあまりに過敏になりすぎると逆にストレスになります。
ストレスになることで、また悪い汗の原因となってしまいますので、気にしすぎないことも大事です。

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