日本のおやつ vol.4 「鳩サブレー/豊島屋(神奈川県・鎌倉市)」

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日本のおやつ Vol.4

こどもの頃からいつも身近にあった「日本のおやつ」。
値段はお手頃でローカル色たっぷり。でもみんなにしっかり愛されている!
そんなさりげないけど愛おしい「おやつ」をご紹介します。

明治生まれのハイカラサブレー。

鳩サブレー/豊島屋(神奈川県・鎌倉市)

鎌倉土産といえば、なんといっても「鳩サブレー」。
黄色に鳩の紙袋は、鎌倉や横須賀線の電車でも本当によく見かけます。
さっくりホロホロでバターの香りがほんのり~
そんな鳩サブレーのおいしさは、大人になって味わっても変わらない。
空になった缶(ナイスデザイン!)だって大事に再利用する。
きっと何度もらっても、うれしいお土産の代表選手でしょうね。

この鳩サブレーは創業明治27年豊島屋さんの代表銘菓。
売り出されたのが明治30年というからびっくり。
さぞかし当時の人々は「バタ臭い」と驚いたことでしょう。
(イメージカラーの黄色もバターを現わしているのは豆知識)
明治の頃から小麦粉、砂糖、バターと卵が材料で
配合比もまったく変わっていません。
変わったのは、鳩の尾が3本になり、ちょっと鳩胸になったことぐらい。
もちろん、このかわいい鳩の形も初代が考案。
(親しみを込めて、初代は鳩サブロ=鳩三郎と呼んでいたそうです)
それだけ長い間変わらずに愛され続けてきたのは
古都でありながら、ハイカラな別荘文化が根付いた鎌倉だからかも。
「和魂洋才」の鳩サブレーは、本当に鎌倉らしい銘菓なんです。

初代の苦労話は、「鳩のつぶやき」(HP参照)として
三代目社長の洒脱な文章で紹介されていますが
そのなかに、初めて大きなビスケットを見た初代が
「これからの日本の子どもたちに喜ばれるのはコレダ!」と思い立ち
夢中になって試作を始めたという一節があります。
そう、鳩サブレーは子どもたちの「おやつ」として作られた。
鳩という形も、鶴岡八幡宮のシンボルであるとともに
子どもたちに愛される存在だったことが大きかったとか。
戦前には「鳩サブレーと牛乳で子どもの朝食にちょうど良いカロリーである」と
小児科医のお墨付きまでいただいていたそうです。
豊島屋さんで聞いたお話ですが
鎌倉在住のお客様が「鳩サブレーのじじ、ばば」と孫たちに呼ばれているとか。
初代・久次郎さん、これを聞いたらきっと大喜びだったはず。
いま本店限定品として大人気の鳩グッズも
四代目現社長のアイデアで、デザインも自ら手掛けているそうな。
せっかくの鳩の形が割れていてがっかりされないように
袋にワンポイントの「留め」も作りました。
「子どもたちに喜んでもらいたい」。
そんな初代の想いは、いまも脈々と引き継がれているのですね。

SHOP DATA
鳩サブレー(1枚95円)/豊島屋
賞味期限:常温で30日間
神奈川県鎌倉市小町2-11-19
TEL:0467-25-0810 9:00~19:00 水休
[入手方法]
お取り寄せ https://hato.co.jp/toshimaya/
「鳩のつぶやき」:http://www.hato.co.jp/hato/story.html
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