「暑中見舞い」についてメンバーと話してみませんか?
毎年言ってる気がする。あれ?暑中見舞いっていつ書けばいいのだろう?と。
5月なのに、この暑さは何?という年もある。
そういう年に暑中見舞いを早く出したらまずいのだろうか?
そういう方の為に、暑中見舞いを書く時期についてまとめてみました!
(…と、えらそうに言っていますが、私もこの記事を書くまでに実は知らなかった事が多々ありました)
毎年言ってる気がする。あれ?暑中見舞いっていつ書けばいいのだろう?と。
5月なのに、この暑さは何?という年もある。
そういう年に暑中見舞いを早く出したらまずいのだろうか?
そういう方の為に、暑中見舞いを書く時期についてまとめてみました!
(…と、えらそうに言っていますが、私もこの記事を書くまでに実は知らなかった事が多々ありました)
暑中見舞いは、今では単なる社交辞令になったり、お得意様に対して小売店や取引先が葉書を出すなど形が変えていますが、
もともとは暑中(1年で最も暑さが厳しいとされる時期)に知り合いなどへ安否を尋ねるために家を訪問していたのです。
昔は、現在の様に冷房機器も発達しておらず、暑さをきっかけに体調を崩す人が多数いたのです。
暑中見舞いという風習の歴史は古く、身分制度がしっかりしていた江戸時代に縁者の家を訪問して回り、飛脚便を使って暑中見舞いの書状を送ったという記録が多々残っています。
明治6年に、はがき郵便配達が開始されたのを機に遠方の方にも葉書でもって暑中見舞いの挨拶状を送るという習慣が次第に広まっていきます。
今ではインターネットが普及し、メール、ラインなどで手軽に文字をやりとるする様になった反面、暑中見舞いはがきを利用する人は、企業が主になっています。
考えてみると、江戸時代の書状から手紙へ形を変えたのですから、今の世ではメールやラインで書中の挨拶を伝えるというのも理にかなっている…と感じる半面、どこか寂しく思うのは私だけでしょうか?
暑中が、1年のうちに最も暑い時期である事は既に書きましたが、皆さんも良くご存知の様に、最近では梅雨を経ないでいきなり真夏日になったりします。 そういう事もあるのですが…一般的なマナーとして、暑中見舞いを出す時期については幾つかの説があります
暑中見舞いと残暑見舞いの時期の違いについても悩まれるかと思いますが、
残暑見舞いはそもそも暦の上では秋になった(立秋を迎えた)のに、まだ暑い日が続く事に対して、体調など大丈夫ですか?
と気遣ったり、お中元を頂いた方に対して感謝の気持ちを伝える為にお便りを送ったり訪問したりする風習ですので、
立秋をすぎて〜、まだまだ暑い日が続きますが…とあるので、一般的には、8月末くらいまでに相手先に着くように出すのがマナーとされています。
暑中見舞い・残暑見舞いの時期について述べてきましたが、 その他にも今更聞けないけど、聞きたいと思っている人が多いと思われる事柄をまとめてみました。
年賀状は「新年を祝う」為に出すので、喪中の相手先に年賀状を出さない、自分が喪中の時も年賀状は出さないものです。
ですが、暑中見舞いは季節のお見舞い・ご挨拶ですので、喪中の相手先に送る、自分が喪中であっても出してもいい。
そう考えるのが一般的ですが、お身内の方があまりにも「暑中」と近い時期にお亡くなりになった時は配慮すべきです。
また、文面にも格段の配慮が必要です。
暑中見舞いのお便りをもらった時は、お返事を書くのがマナーです。
(めったに行かないお店からの暑中見舞いには返す必要はありません。)
それが書中の時期をすぎてしまったら、残暑見舞いとして返しましょう。
最近では、手紙だけではなくメールで暑中見舞いを取引先に送る企業も増えています。
その時はRe:で返すのではなく、新しく作成して返すのがマナーです。
同じ相手に暑中見舞いと残暑見舞いの両方を送る必要はありません。
上記の季節に照し合せて、暑中見舞いにあたるのか残暑見舞いにあたるのかを照し合せて送りましょう。
暑中見舞いって何回書いても、書き方が分からないもの。
「暑中見舞い・残暑見舞いは、特に決まった様式はなく、年賀状に比べると自由な表現が許される」と聞いたことがあるけど本当かな?
と思って不安になってしまいませんか?
基本的な暑中見舞いの構成と、代表的な時候の挨拶を紹介します。
○まずは…季節の挨拶
「暑中お見舞い申し上げます」「残暑お見舞い申し上げます」などの決まり文句
例:
猛暑が続いておりますが、皆様にはますますご健勝のことと存じます。
貴社におかれましては益々ご隆昌のこととお慶び申し上げます。
○○様には、ますますご(健勝/壮健)のこととお慶び申し上げます。 他
○次に…先方の安否をたずねる言葉/自身の近況を伝える言葉/先方の無事を祈る言葉
送る相手先によって内容を変えてみましょう。
例:
昨年にもまして暑さが厳しく感じられます。お体を大切にお過ごしください。
炎暑酷暑のみぎり、皆様のご健勝とご自愛をお祈り申し上げます。 他
○最後に…日付のように書きます。
「拝啓」などの頭語や、「敬具」などの結語は不要です。
日付は「平成○○年○月」という形で。
日にちまではいりません。西暦年よりは縦書きで元号年で書く事が一般的です。
「平成○○年 盛夏」などとすることも多いです。