「手紙の書き方」についてメンバーと話してみませんか?
前回に引き続き、季節ごとの手紙の書き方について、秋・冬編をお届けしたいと思います。
春・夏編はこちら
前回に引き続き、季節ごとの手紙の書き方について、秋・冬編をお届けしたいと思います。
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暑い時期ということもあり、お相手の体調を気遣う文章を取り入れるのも良いでしょう。
手紙の中で良く使われるものは、盛夏・仲夏・猛暑・酷暑・極暑・烈暑・炎熱などです。
盛夏の候、仲夏の候というように使います。
基本的な文例としては、改まった手紙である場合「仲夏の候、貴社いよいよご盛栄のこととお慶び申し上げます。」というように使い、親しい方への手紙である場合「暑い日が続きますが、お変わりございませんか。」というように使います。
8月はまだまだ暑い時期ではありますが、暦の上では秋の始まりということもあり、夏の終わりを惜しむような文章を取り入れるのも良いでしょう。
挨拶の中で良く使われるものは、晩夏・残夏・早涼・新涼・秋暑・初秋・立秋などです。
晩夏の候、初秋の候というように使います。
基本的な文例としては、改まった手紙である場合「初秋の候、貴社ますますご隆盛のことと大慶に存じます。」というように使い、親しい方への手紙である場合「朝夕にはかすかに秋の気配を感じますが、皆さんいかがお過ごしですか。」というように使います。
徐々に過ごしやすくなる時期なので、季節を喜ぶような文章を取り入れるのも良いでしょう。
挨拶の中で良く使われるものは、初秋・早秋・涼風・早涼などです。初秋の候、涼風の候というように使います。
基本的な文例としては、改まった手紙である場合「初秋の候、貴社ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。」というように使い、親しい方への手紙である場合「秋風が心地よい時節となりました。皆様お変わりございませんか。」というように使います。
秋の気候や色彩などを文章に取り入れるのも良いでしょう。
挨拶の中で良く使われるものは、秋涼・秋麗・秋月・爽秋・菊花・紅葉などがあります。
秋晴の候、紅葉の候というように使います。基本的な文例としては、改まった手紙である場合「秋涼の候、貴社ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。」というように使い、親しい方への手紙である場合「紅葉の美しい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。」というように使います。
気候の変化がある11月は、お相手の体調を気遣う文章を取り入れるのも良いでしょう。
挨拶の中で良く使われるものは、晩秋・深秋・暮秋・落葉・初冬・立冬などです。
晩秋の候、初冬の候というように使います。
基本的な文例としては、改まった手紙である場合「晩秋の候、貴社ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。」というように使い、親しい方への手紙である場合「枯葉舞い散る季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。」というように使います。
12月はその年の終わりの月でもあり、忙しい時期です。
季節だけではなく、1年を振り返るような文章を取り入れるのも良いでしょう。
挨拶の中で良く使われるものは、師走・寒冷・初冬・歳末・初雪・霜夜・忙月などです。
師走の候、歳末の候というように使います。基本的な文例としては、改まった手紙である場合「歳末の候、貴社ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。」というように使い、親しい方への手紙である場合「師走を迎えなにかと忙しい毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。」というように使います。