トップ みんプロプラス バックナンバー(2015.5) 要注意!炭水化物を抜くダイエットは危険

要注意!炭水化物を抜くダイエットは危険?!

誰しも一度は経験があるでしょう、ダイエット。
その中でもお米を食べない等の炭水化物を極力摂取しない方法が、実践者も1番多いのではないでしょうか。
しかしながら、昨今炭水化物を抜くことによる身体的影響が噂されているのです。
誤った知識を持ったままダイエットを実践することは危険です。
多くの方が実践するダイエットだからこそ、注意をして頂きたく、今回は私が調べた中から私自身も知らずに驚いたことなど今後お役に立ちそうな情報をご紹介させて貰います。

炭水化物を減らすと、脳に大切な糖も減ってしまう

そもそも何故炭水化物を抜くことがダイエットに繋がるのか。
それは、お米や小麦などの世界的に主食とされる食べ物には多くの糖分が含まれています。
よって、太りやすい食べ物として認識をされています。

しかし逆を返すと、長い歴史の中で人間が主食とする程に日々の栄養摂取には欠かせない食べ物でもあるということなのです。
大きな話になってしまいましたが、実際に私たちヒトにとって1番大切なものは「脳」です。
その脳にとって1番大切なのは何でしょうか。そう、「糖」なのです。
では、炭水化物を減らし「糖」を減らすと一体どうなるのか、まずは痩せます。
すぐにでも効果が出る方が多いみたいですね。
体の中の筋肉や臓器、そして脳を動かす為のエネルギーが減る為に本当に痩せると医学的にも証明されているそうです。
では、痩せた次はどうなるのか。そこからが今回1番に伝えたい要注意事項なのです。

「糖」が減るとどうなるのか?

私たちの体は本当に不思議というか良く出来ていて、脳が働くのに必要な「糖」が減ると、肝臓を動かす為の栄養を脳に自動で回すようになっています。

そして、それも無くなる程に糖が足りなくなった場合は、とうとう筋肉を動かすエネルギーまで脳に使ってしまいます。
そこまで来ると私たちの体としては、日々の生活を送ることがとても難しくなってしまうのです。
こういった事態が起きるから、体重も確実に減っていくのであって、キレイな体のまま痩せていくという訳では決してありません。
結局は「糖」が足りなければ、脳が動かない為に頭がぼーっとする、考えがまとまらず集中力が散漫になるなど周りへの注意が足りずに思わぬ怪我や事故に合うという方も少なくありません。

比較的、体の回復も早い10代の内は一度足りなくなってしまった糖も炭水化物を中心に食事を戻せば、すぐに脳や体も治りますが30~40代でこういった事態になると、回復までも時間がかかることもあり、ダイエットどころではなくなってしまうことも考えられるのです。

痩せるメカニズムを知って、正しいダイエットを!

炭水化物を抜くということにより、確かに短期間で結果が出ることからアメリカでは未だに人気の痩身法となっていますが、日本では医師や医療関係者を中心に注意を呼び掛けているのが現状です。
もちろん、ご飯を2杯も3杯も食べれば太りますし、逆に1日3食は摂るけれど茶碗半分程に抑えるというのであれば少しの効果も見られ、勿論危険はありません。

結果が出ることから、何故痩せるのかを知らずにどんどん炭水化物を体から遠ざけ、結果として壊してしまうという方が後を絶たなかった時もあったそうです。
皆さまはそういったことに決してならぬ様、しっかりとメカニズムを理解した上で最低限の栄養と最適なメニューによって理想の体型に近づく努力をして頂きたいのです。

終始、小難しい話になってしまい非常に心苦しいですが、どうか1人でも多くの方の目にとまりお役に立てることを願っています。

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