トップ みんプロプラス バックナンバー(2015.6) カカオの意外な効能。脳に効果的な食べ方とは?

カカオの意外な効能。脳に効果的な食べ方とは?

仕事などで、長時間、同じ作業を続けていると、途中で集中力が途切れることがありますよね。
実は、脳は、体内のエネルギーの約3割を消費してしまうほど、ほかの臓器よりエネルギーを必要とする特徴を持っています。

集中力が切れる理由は

脳は、身体の様々な部分を動かすための司令塔の役割を果たしているのはもちろんのこと、目にした情報を分析したり、認識したり、活動をする上でのありとあらゆる大切な働きのすべてに関与しているからです。
しかし、これほど様々な働きを担っているのにも関わらず、脳の主な栄養素はブドウ糖だと言われています。
疲れを感じた時、自然と甘いものが食べたくなってしまうのは、このような理由があるからなのかもしれませんね。

カカオの意外な効能

カカオに含まれている成分が、脳に対して、様々な効果や効能を持っていることをご存知ですか?
カカオと言えば、多くの方がチョコレートを思い浮かべてしまうかもしれませんが、
チョコレートの原料のカカオには、健康をサポートする成分として注目されている、ポリフェノールや食物繊維などの成分が含まれているため、古い時代では、医薬品として扱われていました。
さらに、当時、王族や貴族などの特別な存在だけが手にすることのできる貴重なものだったと言われています。
カカオに含まれている成分のひとつに、フラバノールというものがあります。
フラバノールは、フラボノイドの一種であり、血液の循環をサポートするため、その特徴により、脳が必要とする酸素や栄養などを、脳の隅々にまで行き渡らせることができます。
さらに、記憶力の改善をサポートする成分のひとつとして知られています。

脳のリラックスにも

そのほか、テオブロミンという成分が含まれており、脳に適度に刺激を与えて集中力や思考力をサポートする働きがあります。
それだけではなく、自律神経を調節する働きを持っているため、リラックスしたり一息入れたい時にも最適です。
チョコレートの原料として広く知られているカカオに、このような効果や効能を期待することができる成分が含まれているなんて、驚きですよね。

摂取するタイミングが重要

カカオに含まれている様々な成分の効能をより効果的に発揮するためには、身体に取り入れるタイミングというものがあるようです。
気合を入れて頑張りたい時など、約1時間前にカカオを含む食品を食べるようにすると、含まれている成分が、よりベストな形で脳に働きかけやすくなるのだそうです。
カカオそのものは苦味のある独特な味をしていますが、チョコレートにはバターや砂糖などが含まれており食べやすいため、チョコレートを好きな方が多くいらっしゃることでしょう。

もうひと頑張りしたい時に、カカオを多く含んだチョコレートを取り入れてみたり。
頑張った自分へのご褒美に、上質なカカオを含んだ特別なチョコレートを購入してみるのも良いかもしれませんね。
しかし、くれぐれも食べ過ぎにはご注意を!

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