トップ みんプロプラス バックナンバー(2015.6) 健康に…いいの?悪いの?意外と知らない、コーヒーの健康効果!

健康に…いいの?悪いの?意外と知らない、コーヒーの健康効果!

コーヒーは、健康にいいから飲みましょう!という記事もあれば、コーヒーを飲むのを止めてお茶に変えてみましょうという記事もある。
で、結局コーヒーは健康にいいの?悪いの?どっちなの?
という事について、述べてみました。
毎日飲んでいても、意外と知らない健康効果もあるのではないでしょうか?

コーヒーに含まれるカフェンの健康効果とは?

仕事の時にはコーヒーが手放せないという人もいるのではないでしょうか? それはコーヒーに含まれているカフェインには次の様な効果があると言われているからです。

  • 脳の疲労を防ぐ
  • 眠気を防ぐ
これは一般的に良く知られていますが、更にカフェインには次の様な効果があるのです。

・カフェインが脂肪細胞の中に入ると、脂肪を分解する酵素を活性化させてくれます。
体に溜まった脂肪が活性されると、脂肪酸になって血中に放出されるのです!!
これは凄い!と思っていても…コーヒーを飲んだだけで痩せるかというとそうではなく、 せっかく血中に放出された脂肪酸も、運動をしないとまた戻ってしまいます。

また、ブラックコーヒーそのものにはカロリーがありません。
カロリーがゼロで、脳の疲労を防いでくれるので、仕事中に飲むのは最適の飲みものというわけです。

ただ、空腹時にブラックコーヒーを飲むとカフェインが脳の神経を刺激して、胃酸を分泌させ、結果として胃を荒らしてしまいます。
朝起きぬけにコーヒー一杯を飲んで、強制的に目覚めさせたり、仕事が忙しく昼食を食べ忘れてコーヒーで空腹をまぎらわせる…。
という事が習慣になっている人もいるかと思うのですが、それは長い目で見ると胃に負担をかけており、あまり良くないことです。

また、コーヒー内に含まれているクロロゲン酸という物質が鉄分と結合すると、鉄分の吸収が悪くなります。
貧血気味の人がコーヒーを飲むとふらぁっとする様な気になるのはこういう働きが原因なのです。

コーヒーを飲むのは、いつがいい?

あなたはコーヒーをいつ飲んでいますか? コーヒーはこういう時に飲むのがいい。
コーヒーはこういう時に飲んじゃダメ。

という説がいろいろある様ですので、まとめてみました。

【コーヒーはいつ飲むのがいい?こんな時はコーヒーを飲んじゃダメ!?】
■妊娠中はコーヒーに限らず、日本茶、紅茶などカフェインが含まれている飲み物は飲みすぎない様に気をつけましょう。

母体にとっては大した量ではなくても、内臓器官が不完全な胎児はカフェインを分解する事ができないからです。

これに関連して、
■コーヒーのカフェインは刺激が強いので、子供のうちは飲ませない方がいいという説があります。

これに対し、
■コーヒーは嗜好品でもあり、これを禁止することは妊婦さんの精神的なストレスを増やしてしまうことになります。
コーヒーのリラックス効果も考えて、1日2〜3杯程度なら問題ではないという意見もあります。

実は、カフェインが胎児に与える影響については、医学的な結論は出ていない様なのです。
コーヒーが趣味で心配だという妊婦の方は、産婦人科の先生にご相談してみて下さい。

「コーヒーは、○○を予防する?」

■コーヒーは、うつ病を予防する?
コーヒーの抗酸化物質がうつ病の予防に繋がっていて、1日4杯以上コーヒーを飲む人はそうでない人に比べて、うつ病の発生率が1割も低いです。

■コーヒーは、二日酔いを予防する?
二日酔いの原因はアセトアルデヒドという物質。アセドアルデヒドによって拡張された血管をカフェインが含まれているコーヒーを飲むことにより、血管が収縮。
また、利尿作用によって体外にアセドアルデヒドを排出します。

■コーヒーは、口臭を予防する?
確かにそうですが、飲みすぎると、コーヒー臭がする。これに更にコーヒーと同時に吸われるたばこの臭いも混ざるとかなり不快な臭いになります。
これはコーヒーの成分タンニンやクロロゲン酸が舌に付着することが口臭のもとになっているのです。

■コーヒーが糖尿病を予防する?
シドニー大学の報告によると、1日に3〜4杯のコーヒーを飲むことで25%も2型糖尿病のリスクが低下したとの研究結果がでています。
この原因としては、まだはっきりとはしていませんが、カフェインやクロロゲン酸の脂肪燃焼効果に関係しているのではないかということが言われています。

コーヒーを飲むと…

■コーヒーのカフェインは覚醒効果がある反面、寝つきが悪くなったり、睡眠の質が低下したりするので、寝る前には飲まない方がいい。

■コーヒーは消化液の分泌を促すため、食後のコーヒーは消化を促進してくれる。

■コーヒーは野菜や果物以上に抗酸化物質が多く含まれており、更に野菜よりも体内に吸収しやすいので、アンチエイジングに最適なのです。

いかがでしょうか?毎日飲んでいるコーヒーにこんな効果があったなんて!と驚くこともあったのではないでしょうか?
ただ、何事も「すぎる」ことは良くありませんので、その点は気をつけましょう。

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