日本では恒例となったバレンタイン。1年の中でもチョコレート熱がマックスに高まる時期で、今年もチョコレート関連の各イベントはどこも賑わいを見せています。有名ショコラティエによる宝石のようなボンボンショコラ人気もさることながら、近年はカカオ豆からチョコレートまで一貫製造された「ビーントゥバー」も注目を集めています。また、義理チョコや本命チョコだけでなく、友チョコや自分用に高級チョコを買い求める人も増えています。
そんなバレンタインを1週間後に控えた2月7日。みんプロメンバー限定のチョコレートイベント「カカオ生産者とチョコレートの未来を創る〜サステナブルなおいしさを〜」が開催されました。業務用チョコレートを製造・販売するピュラトスジャパン株式会社による、チョコレートができるまでの過程や独自のサステナブル・プログラム「カカオ・トレース」についてのお話、同社のシェフによる手作りチョコレートのデモンストレーション、さらにプロのカメラマンによるSNS映えする写真の撮り方講座など、充実の内容となりました。今回は昨年夏頃から新たにスタートした「みんプロアンバサダー」の方を中心に、みんプロメンバー10名の皆さまにご参加いただきました。
ピュラトスジャパン株式会社(以下ピュラトス社)はベルギーに本社を構え、世界100カ国以上でプロフェッショナルの皆さまへ製菓・製パンの原材料を提供しているメーカーです。
こちらで取り扱う業務用チョコレートは、ベルギー産「ベルコラーデ」をはじめとするプロフェッショナルの皆様用の原料チョコレート。
「ベルコラーデ」は30年も続くロングヒット商品で、他の食材とも合わせやすいチョコレートです。
一方、「ショコランテ・ガーデナー・オブ・チョコレート」はフルーティで上品なのが特徴です。
ピュラトスジャパン株式会社
マーケティング部 長瀬さん
まずはピュラトス社の長瀬さんより「カカオ・トレース」についてお話いただきました。
冒頭でチョコレートの現状について衝撃的なお話がありました。
いつも当たり前のように食べられると思っていたチョコレートが今後食べられなくなるかもしれないというのです。
これはチョコレートラバーにとっては大問題です。
なぜチョコレートがこのような危機的状況に陥ってしまう可能性があるのでしょうか。
長瀬さんによると、チョコレートの美味しさや健康食としてのニーズの高まりによって、日本だけでなく中国やインドなど様々な国でチョコレートの消費量が増加していること、そして原料となるカカオ豆の生産者離れが進んでいることなどが大きな理由とのこと。
そこでピュラトス社は「チョコレートの生産を支えていくことがとても大事な課題」と捉え、2014年にカカオ豆の生産者を支援する「カカオ・トレース」をベトナムのカカオ農園でスタートさせたのです。